外壁のカナメ。
普通一般的に、住宅の屋根は、三角のイメージがありますよね。
W邸には裏側にしか庇がなく、正面からの見た目は真四角で、ビルのような印象です。
それは、外壁がそのまま屋根の上まで伸びているから。
その屋根から立ち上がった部分を、建築用語で「パラペット」といいます。
パラペットの一番上にかぶさっているフタが、この「笠木」と呼ばれる板金のカバーです。
手前の部分が取り付けるための下地で、奥の部分はその上に仕上げの笠木がかぶったところ。
四角の切込みから、外壁の隙間を登ってきた空気が外気に放出される仕組みになっています。
これは下地。この上に笠木がかぶります。
角のこの空間に下から空気が上がってきて、さっきの切込みから外に逃げると。
逆に水が入ってしまうと、雨漏りの原因になってしまうので、特に注意が必要なところです。
肝心要な笠木さまさま、です。
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