上棟!建ち上がるまで。

みやもと

2008年10月06日 11:01



お盆開けに始まったS邸の新築工事も、
ひとつの節目を迎えました。
上棟(じょうとう)です。
棟上げ(むねあげ)とも言います。
他にも建て方(たてかた)建前(たてまえ)など、いくつかの呼び方があります。
今回は二日に渡って、搬入していたプレカット材を組み立てました。


一日目。
基礎の上に基礎パッキンを並べます。
その上に敷く土台とコンクリートの基礎との間に、空気が通う隙間を空けるためのもの。
そして土台(どだい)を敷き込みますが、
このときに、アンカーボルトを通すための穴をひとつひとつ開けます。
微妙にずれているので、調整しながら。

柱を立てます。
縦に「123」、横に「いろは」で碁盤の目状の位置が、
柱の一本一本に印刷してあります。
「を-8」を、そこに持っていき、立てる。

梁(はり)・桁(けた)をかけます。
普通はここからクレーン登場。
しかし4人の大工さんたちはそんなの待っていられません。
脚立とロープで、1階の梁をほとんど掛けてしまいました。
「昔はクレーンなんかなかったっだけん!」
さすがベテランぞろい。


二日目。
クレーン登場。大工さん、なんと8人。
1階の残りの梁をかけ終えると、二階の柱。
そして二階の梁。早い早い。

午後から、2階の垂木(たるき)の取付け。
長さを揃えて切り、破風板(はふいた)幕板(まくいた)を屋根の周囲にぐるりと打ち付けます。
野地板(のじいた)と呼ぶ、屋根の下地板として合板を張り、金属板屋根なので音と熱の緩衝用にプラスターボードを張りました。

その後、同様に1階の屋根に進みます。
その頃には屋根工事の板金屋さんも到着、終わった2階から防水のためのルーフィングというシートを張り始めます。



何とか終わったのが7時頃、あたりは真っ暗になりました。
屋根裏に飾りとお札をくくり付け、神様に二礼二拍手一礼。
Sさんから、ねぎらいの言葉とお弁当を頂きました。
感無量。

雨も降らず、終わることができた棟上。
監督、と言いながら結構手伝い、私もバタバタ動き回りました。。
家で一人、祝杯。
やっと木工事のスタートです。

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